義肢装具士(ぎしそうぐし、英: Prosthetist and Orthotist, PO)は、厚生労働大臣の免許を受けて、義肢装具士の名称を用いて、医師の処方の下に、義肢及び装具の装着部位の採寸・採型、製作及び身体への適合を行うことを業とする者をいう。

義肢装具士法

義肢装具士法施行令及び義肢装具士法施行規則が、昭和63年2月23日政令第23号及び昭和63年3月28日厚生省令第20号をもって公布され昭和63年4月1日より施行

義肢装具士の資格取得(国家試験)

義肢装具士の国家試験受験資格は、義肢装具士法(第14条)に定められており、試験の実施は厚生労働大臣の指定を受けた「指定試験機関」として、(公財)テクノエイド協会が行っており、過去24回の試験をおこなっている。なお、「義肢装具士」となるには試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。
通常、義肢装具士の国家試験を受けるためには、3年以上義肢装具士として必要な知識を学ぶために義肢装具士専門の学校を卒業しなければなりません 。

義肢装具士の養成教育

義肢装具士法においての義肢装具士国家試験受験資格は、次の3つがある。


(1)大学に入学することができる者で文部科学大臣が指定した大学または厚生労
   働大臣が指定した義肢装具士養成所で3年以上義肢装具士としての知識及び
   技能を修得した者
(2)大学、高等専門学校または厚生労働大臣が定める学校もしくは養成所で1年
   (高専:は4年)以上修業し、かつ、厚生労働大臣の指定する科目を修めた
   者で、養成所において2年以上義肢装具士として知識、技能を修得した者
(3)職業能力開発促進法の規定に基づく義肢、装具の製作に係る技能検定合格
   者で養成所において1年以上義肢装具士として知識、技能を修得した者